※2013年6月15日に作成した「栃木市UVAシンボル化プロジェクト」の設立宣言です。ウーヴァという名前のクラブは無くなりましたが、スポーツを中心にして市民の一体感を作って地域を盛り上げていこう、という趣旨は変わりません。
平成25年6月15日(土)、栃木県誕生140周年を迎える栃木県民の日に、私たちは、かつての県都であるこの栃木市にて“真に地域に根ざした強いホームタウンの形成”という全国に誇れる壮大な夢を抱き、その夢実現に向け実際に行動できるプロジェクトを結成する。
栃木UVAを活用した本プロジェクトは、ホームタウン形成の過程の中で、旧栃木県都であった栃木市民のとしてのプライドの覚醒と、全く新しい価値の創出による新栃木市民としてのアイデンティティ形成に寄与できるはずであり、そうした街に対する誇りの醸成が、強くて輝きのある栃木市の創造につながると信じる。
だから、私たちは強いホームタウンを作ることを夢見る。そして、強いホームタウンを作るために、栃木市だからできること、栃木市にしかできないことを戦略として駆使し、栃木市における栃木UVAのシンボル化を目指す。
栃木UVAを活用し、『強くて輝きのある栃木市』を創り上げよう!
実行なき者に成功なし・夢なき者に成功なし常に夢を胸に継続した活動を実行しよう!
栃木UVAを栃木市のシンボルに
We can make it !
スポーツの持つ魅力、それはプレーヤーとしてだけでなく、見る者にとっての感動と興奮、そして勇気を与えてくれることだと思います。そして、こうした感情は、選手を、チームを『応援する』ことで生まれるのではないでしょうか。また、『応援』する中で生まれる一体感や帰属意識の高まりは、オリンピック等を通じ、みなさんもきっと経験があることでしょう。
このスポーツの持つ魅力は、国際大会の専売特許ではありません。規模の大小に関わらず、何かを『応援する』ことができれば、私たちはスポーツの持つ魅力を享受することができるはずです。
栃木市がスポーツチームのホームタウンとなり、休日は家族そろってスタジアムに出かけてチームを応援する。そういう環境が創り出せれば、スポーツの持つ力を活かし、日常的に地元愛と一体感の醸成を図り、これを地域振興につなげて行くことも可能なのではないでしょうか。
スポーツを土台とした『栃木市アイデンティティ醸成』という街づくりの夢。本プロジェクトは、現在栃木市をホームタウンとして活動し、アマチュア最高峰の全国リーグ【JFL】に参戦している栃木ウーヴァFC(以下、栃木UVA)と共に、その壮大な街づくりの夢に挑戦していきたいと考えています。
唐突ですが、ちょっと銀河をイメージしてみてください。中央が光り輝くその集合体には、まとまりと美しさを感じませんか?
合併により市域を大きくした栃木市の課題として、一体感の醸成が挙げられていますが、一体感を生み出すためには、この銀河のような構造を創り出す必要があると考えます。
栃木UVAのシンボル化とは、この銀河の中心のような存在を栃木市に創り出すことであり、これは、多くの方が栃木市民としての想いを栃木UVAに託し、応援することで達成されると考えています。前述したスポーツの魅力を発揮できれば、シンボル化は達成できるはずです。
スポーツチームを応援することが、一体感の醸成と栃木市民としてのアイデンティティ高揚につながるということを、みなさまに感じていただきたいと思いますし、また本プロジェクトの活動を通して、それを伝えていきたいと考えています。
サッカーの特筆すべき点は、世界に普及している『裾野の広さ』と、プロへの道が開かれ、世界に通じているという一本筋の通った『頂点の高さ』だと考えています。これは、多くの人から注目される環境にあることを意味し、栃木市の名をPRできる絶好の機会でもあります。『栃木市』という名に対する想いは、人それぞれだと思いますが、それでも『栃木県名発祥の地』、『旧県都』としての特別な想いを持っている方が間違いなくいると思います。本プロジェクトでは、この栃木市の名を、サッカーを通して広く全国・世界へPRすることで、栃木市としてのアイデンティティの高揚を図りたいと考えています。JFLに所属する他クラブのホームタウンは、現県庁所在地、もしくは県全体というのがほとんど。サッカーの世界なら現県都とも肩を並べて存在できる。栃木市民の心を焚付けるのに十分なエレメントではないでしょうか。
【観客動員5,500人】、これが本プロジェクトの数値目標です。
この目標値はJ2リーグ水準であり、これが達成できれば、『栃木UVAは栃木市のシンボル』と言える、また外からはそう見てもらえる状態にあると言えます。
これを達成するためには、強力なホームタウンの形成が必要です。 この、強力なホームタウンの形成こそ、一体感及び栃木市としてのアイデンティティ醸成の土台となるものであり、本プロジェクトが重要視している部分であります。目標の達成が目的である地域愛に満たされた一体感のある街の形成に必ずつながるはずです。
人の消費行動には、一説に【注意】⇒【関心・検索】⇒【行動】⇒【共有】のプロセスがあると言われています。これは観戦行動にも当てはまるのではないでしょうか。例えば、【注意:声をかけられる】⇒【関心・検索:街で最近目にする・HPを見てみる】⇒【行動:実際会場に行ったら面白い】⇒【共有:SNS等による交流】と考えれば、観客動員を上げるためにやるべきことが、戦略的に整理できると思います。
重要なのは、瞬間的に観客を増やすのではなく、『観客を増やして、それを維持する』ことです。そのためには、プロセスの一部ではなく全部をHOTにする必要があります。本プロジェクトでは、このプロセスに的確に対応するため、企画した事業がプロセスのどの段階に作用するかを明確にし、その上で、効果的に作用する事業をプロジェクトメンバーと共にアイデアを出し合い、企画・実施していきます。
効果には、直接的・間接的経済効果という、数字で見える効果から、人々の考え方に作用する心的効果まで、様々な効果が考えられます。例えば、平均観客動員約1万人を達成しているJ2松本山雅FCの平成24年の経済波及効果は約24億円と試算されています。この松本は、栃木UVAと同じJFL時代、観客動員約7,500人で約6億6千万円の経済波及効果があったと分析されていました。
こうした事例からも、観客動員5,500人の目標が達成されれば、経済波及効果だけでも約5億円、将来的にはもっと大きな経済波及効果の可能性があると言えます。ただし、本プロジェクトで最も重要視している効果は、栃木市としてのアイデンティティを醸成し、『栃木市をひとつにできる』ことです。この効果があってこそ、観客動員の目標達成を維持でき、これが、その他の効果の土台を成すと考えるからです。
本プロジェクトは、プロジェクトの趣旨に賛同した方が自由に参加し、アイデアを出し合いながら、目標である観客動員5,500人の達成と、目的である地域愛に満たされた一体感のある街の形成を目指します。
なお、本プロジェクトの運営を担う事務局を設置します。
具体的には・・・①本プロジェクトの掲示板、Facebookに提供されるプロジェクト事務局提案の議論に参加する。②本プロジェクトの掲示板、Facebookにアイデアを提案、議論に参加する。③実際に持ち上がった企画に参加する。このサイクルで、目標等を達成するための活動を行っていきます。
本プロジェクトは、クラブに専属する事項(クラブ運営・試合開催)について直接関与するものではなく、あくまで観客動員を上げることを目標とする団体であること。観客動員を上げることによってクラブを取り巻く環境を改善し、それをクラブ経営の強化につなげてもらう、という立ち位置で活動します。